空き部屋が埋まらなくなったら何ができるか考えてみる①
今日は月極めの部屋貸しという定番の業務以外にアパートの部屋を他のサービスで利用できるか考えてみたいと思います
この賃貸業が生き残れるためには、メンテナンスを加えながら、融資返済が終わるその日まで、20年いや30年、、、部屋貸し以外のサービスにも参入していかなければならない日がやってくるかもしれません
時代の流れで街がどのように変化し、少子化で人口減少で利用者が減っていくかも、、と不安材料を抱えながらも、その時代の利用者がどのような事を求めるかは全くわかりません、でも「お客様に部屋を月極めで貸す」というサービスだけでは今後時代に対応できないかもしれません 現在ではどのようなサービスが利用可能か調べてみました
1.モノオクとしてスペースを貸す
monooq.com モノオクは荷物の置き場所に困っている人と余ったスペースを活用したい人をつなぐ、物置きシェアサービスです。利用シーンは引っ越し・リフォーム・出張・転勤・留学など。
トランクルームを使う様に、気軽に荷物を預けるためのあたらしい仕組みです
上記は部屋を貸すのではなく、スペースを倉庫代わりとして利用してもらうサービスです 私がこれを知ったのはあるテレビ番組で、番組内でこのサービスを利用(貸す側)していたのは20代ぐらいの若い女性でした 詳しい説明はありませんでしたが、もしかしたら自分が賃貸で借りている部屋の一部を貸しているのかもしれないと思いました
それはそれで大家としては困りますが、大家が空き部屋をこのようなサービスで利用するのはアリかなと思いました ただ想像しただけでも預けたものを取りに来ない、本来預けたらダメなものが入っていた等デメリットやトラブルの元が頭をチラつきます 需要はあるような気がしますが、どのように安全にサービスを利用するか自己防衛策が必要でしょう
私は個人的には民泊には興味がなく、現在私の物件や地域も民泊向けではありませんし今後も参入しないでしょう しかし民泊以外にも、部屋の利用を提供できる方法があるのかと興味本位で調べたところ以下のサービスがありました それはライダースハウスというものです
2.ライダーハウスとして部屋を貸す
バイク乗りさんや自転車で旅行している方向けの簡易宿のことのようです 寝具を提供しないということで運営するには届け出的なものは民泊よりはハードルが低いのかもしれません 寝具もお風呂もトイレも洗面所もないような場所でもライダースハウスとして使えるというのも面白い(?)点です 郊外の空き家を購入してこのような施設にリフォームするのも面白いかもしれません しかし雑魚寝OKという自由なところが想像するだけでも色々なトラブルが頭を横切ります 利用者が男性限定なら何とかなるでしょうか
3.バーチャルオフィスとして私書箱利用など住所を貸す
バーチャルオフィスを利用したいなと思ったことがありました 例えばハンドメイドで雑貨屋や何か売り出したい時でも、家庭用品品質表示法により表示者と連絡先の公開が必須となります この表示は消費者を守るために当然のことです 法人であれば会社の住所と電話番号でよいわけですが、個人事業主で自宅が事務所の場合はその自宅住所を公開することになり、これはかなり抵抗を感じることだと思います 今後副業で小規模ロットで何か製造業を行いたい人が増えていくだろうと思うのですが、その方々の起業を支援するためにバーチャルオフィスの需要も増えるのではないかと思いました バーチャルオフィスも様々な形態があります 私書箱(郵便だけ)の場合や登記が可能であるとか電話応対までしてくれる場合も、、もし空き部屋が続くぐらいだったらバーチャルオフィスとして貸し出ししてもいいのではないかと思いました でもこれも、、オフィスが犯罪に利用されてしまう、郵便物が宅配で送られてきて利用者が受け取らないなど、、少し考えただけでも色々なトラブルが頭をよぎります、、
あと調べてみたのですが、こんなサービスが!トランクルームに入れる荷物を無料で運搬してくれるなんてすごい親切です
こういう会社に空き物件を提供できたらいいですよね、、、借りてくれないかな
まとめ
上記のようなサービスを利用することになっても大家が直接運営するというのはハードルが高いと思います もし自分がお願いしている不動産管理会社が一緒に空き部屋の利用を検討する、または受付窓口、仲介に入って頂きトラブルを一緒に解決していくという方法であればいいかもしれません 自分も歳をとっていきます、何十年か先、、、60歳を超えていくつぐらいまで続けられるかわかりませんが、トラブルに対応していけるでしょうか?いくつになっても時代に敏感な大家でありたいと思っています
ではまた